初代看板猫です。
侑【ゆう】
性格:気が強いが、静かに起こるタイプ。ご主人様にだけ、可愛げをみせる猫
子猫の時に、ご主人様【亜樹】に拾われた。
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「昔は、あんなに可愛かったのに・・・・」
「どうせ、おれはかわいくありませんよ。」
侑は、隣にいる男が、他の子猫のあごをなでる様を見、そっぽを向きながらぽそりと呟く。
おれだって好きで、大きくなったわけじゃない。
本当は、可愛い猫のままでいたかった。
この主人、亜樹が可愛いもの好きなことは、拾われてからいやというほど知らされた。
だから、子猫のままでいたかった。
拾われたときのままの、この主人の好みの猫で
しかし、時は無情なほどに流れ、侑は成長していった。
子猫を見るたびに言われ「可愛い」と、言っている姿をおれがどんな気持ちで聞いているかなんて考えていないこの主人がむかつく
『この、ショタが・・・・』
侑は、心のなかで呟く
「じゃー可愛い猫でも新しくかったらどうですか?」
子猫をまだめでている亜樹から目線をはずし、ぽそりと呟く。
侑の微妙な物言いに、亜樹は子猫と遊ぶ手を止め、侑の方へと向き直る。
「いや、大きくなるのも悪くないさ、こういうことがしやすくなった」
そういうと、亜樹は侑にそっと口付けをした。
びっくりして、目を見開いている侑を、「こんな美人になったしな・・・」と、愛おしそうに呟いた。
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2005/5/15up
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