黒猫ちゃんです。
こんな描き方もちょっtと好きかも。
ベッドで隣に寝ている人に向けている顔だと思っていただければ幸い。
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僕はあなたに会いたかったんだ。
だから、神様にお願いしたんだよ。
「言葉を交わせるれるようにしてください。」
「キスをして彼を傷つけないようにしてください。」
「彼と、体温を分かちあえる身体をください。」
って・・・。
『ずいぶんと欲張りな猫だなぁ〜。』
神様はそう言ったけれど・・・。
「だって、僕はあの人に拾われてからそればかり思ってた」
一人で寝るたびに悪夢で目覚めるあなたの側にいるのはいつも違う人間で、
僕だったら側にずっといるのに・・・そう、思っていた。
決して人に言えない闇を抱えたあなた。
僕にもまだ何も分からないけれど、ずっと側にいたいんだ。
「神様が僕を作ったんじゃないか。だから、こんな事思うのは、神様のせいじゃないか。だったら責任とってよ。」
『・・・・・』
「僕を人間にして、彼の側にいさせてよ。」
なんともむちゃくちゃな願い事を言うネコだがなんとなくそういわれると、親の責任のようなものもかんじてしまう。
『なんとも生意気な猫だ。』
神様はやれやれとため息をついて僕をしぶしぶ人間にしてくれた。
そうして、僕は人間になった。
あなたの側にいるために・・・。
でも、知ってる?
「お前が、人間だったら良かったのに・・・」
そういったのは、あなた。
「僕が人間になってほしいって最初に望んだのは、あなたなんだよ」
ネコは、隣で安らかな寝息をたてている主人にそっとささやき、初めて会ったときと同じ優しいキスをそっとした。。
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寂しく、闇をさまよっていた青年は一匹の黒猫を気まぐれから拾い・・・。
かけがえのないモノをてにいれた。
闇の中にも、光はある。
やさしい月や星の光があるように
10/10up
Copyright (C) 2005.5.15- Karasu All Resered .